先週日曜日、午後からぽっかり時間が空いたので山でも歩きに行こうということに。
先日買ったザックの背負い具合の確認も兼ねて。。。
山はちょっと気になっていた姫路の「とんがり山」に決定。
この日もかなりの蒸し暑さだったので、
標高258mということなのでサッと登ってサッと降りてくる段取りです。
名は体をあらわす・・・ほんまにとんがってます。
国道29号線、石倉の信号から峯相の里を目指し、峯相上池横の駐車場に車を停めた。
スタート!
この時点では、このハイキングが恐怖のものとなることを知る由もなかった(笑)
登り始めからシダに覆われた道を歩いていく。
あまり登られていない山なのでしょうか。
途中、ほぼ道が消えかけたようなところもありました。
だんだん近づいてくるトンガリ。
途中、亀岩という見晴らしの良い岩場に到着。
ここで小休憩。
なぜかオヤツはうなぎパイ(汗)
ここで気になっていたことをチェックします。
キャンプやハイキングをするようになってから、
マダニ
の存在がいつも頭の片隅にありました。
そう、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)を引き起こすウイルスを媒介するマダニ。
コレに噛まれ、全国で亡くなられる方が相次いでいるというニュースは何度も見たことありました。
一部では死亡率29%とも書かれている恐ろしい存在。
なので今回も下半身を重点的に虫除けスプレーを吹いていたのですが、
それでも100%防げるものでもないだろうと、早めのチェックをすることに。
シダに触れまくっていたのが気になっていました。
まず子供達の靴やズボンを脱がせてチェック、上半身もチェック。
大丈夫でした。
私と奥さんは脱ぎはしませんでしたが、全身くまなく調べてみて大丈夫^^
安心。。。
と思いつつザックのほうを見たら、
買ったばかりの奥さんのザックにマダニが張り付いとるやん(汗)
初めて生でマダニってやつを見ましたが、テレビでネットで見ていたカタチそのもので、
一目でそれとわかりました。
特に虫嫌いでもない私ですが、このマダニだけはほんま気持ち悪い姿。
ゾッとしました。
このときばかりは写真撮ることも忘れて指で弾き飛ばす。
ザックで良かった。
こんなのが体に食いついて血を吸ってる姿を見たら卒倒しそうです。
再度全身チェック後、気を取り直してトンガリを目指す。
あのとんがった山の地形はどうなっているんやろと確かめたかったのですが、
やはり頂上付近は急登な坂でした。
そして山頂着。
山頂は木々に覆われているので、亀岩のほうが見晴らしがよかった。
帰りもシダ地帯を通り抜け、下山。
そして再度全身チェック。
子供たちは大丈夫。奥さんも大丈夫。
そして私。。。
ズボンの裾に付いてました・・・マダニが(号泣)
帰宅後調べてみると、マダニは笹やシダの茂っている場所に特に多いとのこと。
もちろん普通の原っぱや、あぜ道などにも生息しています。
それらの草や葉っぱに取り付いて、動物などが葉っぱに触れたときに乗り移ってくるらしい。
私が見たマダニは3~4mmぐらい、てんとう虫サイズでした。
なのではっきり肉眼で確認できます。
SFTSは2013年に初めて患者が報告された病気で、これまで50人以上の方が亡くなっているらしい。
ただこれは、最近になってこのウイルスの存在が明らかになったため死因が判明しただけで、
この感染症で亡くなる方は昔からおられたと考えられるとのこと。
現在のところ、根本的な治療法は無く、対症療法に限られるので、刺されないことが重要みたいです。
また、マダニ由来の感染症はSFTS以外にも「日本紅班熱」もあるらしいです。
今回の山歩きで、ちょっと今後は歩く道や季節を考えないといけないと痛感しました。
もうシダや笹、草がたくさん生えた場所は歩くまい、そう思いました。
今回たまたま噛まれずに済みましたが、チェックをしていなかったらその後噛まれていたかもしれません。
もしくは、虫除けスプレーをしていたのでカラダに進入してこなかっただけかもしれない。
もし噛まれた場合は自分で取り除こうとしないで、病院に行くことが必要らしいです。
マダニ全てがウイルスを保有しているわけでもないらしく、むやみやたらに野外での活動を
恐れることはないと思いますが、用心するに越したことはないですね。
軽いハイキングのつもりでしたが、結果、いろいろと考えさせられた一日でした。
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