大江戸釣客伝 夢枕獏

てんこち

2017年03月02日 17:06




大江戸釣客伝。

少し前にナチュログの新着記事を見ていたときに、ブロガーさんが紹介されているのを発見。

釣りが題材だったこともあり、面白そうなので読んでみた。



5代将軍徳川綱吉の時代。

生類憐れみの令の下、釣り人はどう思いどう生きたかを描く。



「釣れぬ釣りは自分との対話である。糸を降ろしているのは海の底ではなく、自分の心の底だ」


「釣れたり釣れなかったり、癒されたり癒されなかったり、そういうことは、皆、ただの釣りにいった

ことの結果であって、その結果をもとめて釣りにゆくのではないのである」



言われてみるとそうかもしれないと思った。

釣れない釣りは不満ではあるけれど、だからといって釣りが嫌いになるわけではない。

夢枕獏氏の本を読むのはこれが初めてだけど、作者自身釣りが好きらしく、

釣りが好きな人間だからこそ書ける言葉なんだろうと思う。



そやけどたまには「結果」が欲しいなぁ(号泣)









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