修羅場な太刀魚釣り~姫路一万トン岸壁

てんこち

2011年11月25日 12:14



11月23日の勤労感謝の日、また夕マズメ狙いで家族総出でタチウオングしてきました。

この日も16時着ぐらい。

一万トンに行ってみると、なんと護岸の中央あたりはガッラガラ。

一瞬、立ち入り禁止の区域に入ってしまったのかと思うぐらいスペースが空いている。







祝日でも仕事のかたは結構いらっしゃるので、日曜のようには釣りに来られないのかも

しれませんが、やはり釣れ盛っているという状況ではないせいなのかもしれません。

混みすぎてるのも釣りにくいけど、ガラガラも寂しいもんですね。



と思いつつ釣りの準備をするが、いつもなら開始からやる気満々の奥さんが今日は後部座席で

待機。ちゃっかり暇つぶし用の雑誌持ってきてる。

「釣れだしたら言うてね」

本読みつつ、時合いになったら出動するみたいです。。。(涙)



まぁそんな人はほっといて、今日もメタルジグの遠投を繰り返す。

息子もチョイ投げながらメタルジグを投げている。





内心、

(悪いけど、おまえのその飛距離やったらタチウオ釣れんわ。あと5年はかかるな)

などど思いつつ、自分の釣りに専念する。

が、なんか今日も渋そうだ。。。アタリすら感じられないで時間が過ぎていく。






その時・・・・

「キタキタキタ」と息子が騒ぎだした。

そこそこロッドが曲がっている。

根掛りしやがったな!すぐ手助けするのは教育上良くないからしばらくほっとこ。


「わぁデカイ~~釣れた~~~」




へ?







ラインの先を見ると、なんか銀色の物体がぶら下がってるじゃないですか。

オヤジより先に釣りやがってるんですよ。

ロッドをビュンビュンいわして、指ちぎれそうになるぐらいぐらい必死に遠投してるオヤジを差し置いて、

先に釣っちゃってる。

これまで過去アホほど釣りしてきた30代おっさんには釣れず、7歳の子に釣れてしまう。

親の威厳もなにもあったもんじゃないですよ。空気読めないタチウオ。

タチウオのバカバカバカ!!!!!

そう何度も心の中でつぶやきながら、タチウオのフックを外してやってると、車のドアを開く音が。

息子がうれしそうに釣れた太刀魚を観察しているその隙に、何食わぬ顔で母親がそのロッドで

メタルジグを投げ始める。。。

いや・・・子供にもっと釣らせてやってくださいよ・・・・

といいつつ、私も自分のロッドを手放そうとしない(苦笑)

怒る長男と、わけわからないなりに竿よこせを連呼する3歳児。

2本しか用意していないロッドを親子・夫婦で奪い合う修羅場となりました。



よく近所のかたなどに言われます。

〇〇さん家は、毎週のように釣りに行かれてほんとアウトドア派なんですね!と。

多分、そう言われるかたは私達一家のことを、自然を愛し自然に親しみ、大自然のなかで

優雅に釣糸を垂れている姿を想像されてるんだと思います。



いや、もう全然ちゃいますよ、うちは(苦笑)


優雅などころかどっちかというと鉄火場。普通のファミリーフィッシングとはちょっとイメージが

ちゃいますね(笑)真剣に獲物狙いの方向に行っちゃいます。

その後ロッドの取り合いしつつ、日暮れまで完全燃焼するも、

7歳男子の初タチウオ一匹に終わりました。

「たちうおつるんかんたんやなぁ」とかなんとか息子が言ってたような気がしましたが、

何も答えず日の暮れた広大な一万トン岸壁を後にしました。



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